皆さま、こんにちはKAITAです。最近街中で見かけるボディに「ENEOS」と書かれた小型の車、アレなんだかご存知ですか?何だろう?と思った方も少なくないのではないでしょうか?
アレ実は、安くお得にレンタル出来る『HELLO MOBILITY』という電気自動車のカーシェアサービスの車なんです。私もバスに乗り遅れた時なんかにその場でチャチャッと予約して即乗り込み、駅まで利用したりなんかして、便利に利用しています。まだ使った事が無いという方も多いと思いますので、本記事では、使い方や利用料金、注意点などをご紹介しますね。是非、参考にして、お得に、便利に、快適に使ってみて下さい。
『HELLO MOBILITY』ってなに?
バイクや小型EV車両のシェアリングサービスです。事前にアプリをダウンロードし、運転免許証とクレジットカードを登録し、審査が通過すればサービスを受けられます。
3輪ルーフ付スクーター(デリバリーっぽいやつ)や小型EV車両が借りられ、借りた場所とは異なる場所(ステーション)に返却可能な乗り捨て型サービスです。事故時などの保険も用意されているため、安心して利用できますね。
車両・バイクを借りられる場所(ステーション)は、アプリのマップ上に利用可否状況と返却可否状況が表示されます。2022年5月1日時点のサービス対象エリアは、東京都、神奈川県横浜市、埼玉県さいたま市、岐阜県多治見市の一部です。東京都についてはバイクシェアサービスのみの状況です。また、神奈川県横浜市や岐阜県多治見市については、カーシェアサービスのみ。埼玉県さいたま市は両方のサービスが整備されているようです。
料金について
料金プランは、以下のようなプランです。
(引用;HELLO SCOOTER アプリ内料金プラン)
バイク(スクーター)
HELLO CYCLING 会員特別プラン | 通常プラン | |
お手軽パック | 150円(税込価格165円)/15分 | 160円(税込価格176円)/15分 |
3時間 | 1,000円(税込価格1,100円) | 1,500円(税込価格1,650円) |
6時間 | 1,500円(税込価格1,650円) | 2,800円(税込価格3,080円) |
12時間 | 2,500円(税込価格2,750円) | 4,500円(税込価格4,950円) |
24時間 | – | 6,500円(税込価格7,150円) |
超過料金 | 150円(税込価格165円)/15分 | 160円(税込価格176円)/15分 |
小型EV(関東エリア)
通常プラン | |
お手軽パック | 200円(税込価格220円)/15分 |
3時間 | 2,200円(税込価格2,420円) |
6時間 | 4,000円(税込価格4,400円) |
12時間 | 6,000円(税込価格6,600円) |
安心保証 (オプション) | 300円(税込価格330円) |
小型EV(多治見エリア)
通常プラン | |
お手軽パック | 220円(税込価格242円)/15分 |
3時間 | 2,000円(税込価格2,200円) |
12時間 | 5,000円(税込価格5,500円) |
安心保証 (オプション) | 300円(税込価格330円) |
車両について
■スクーター(HONDA GYRO CANOPY)総排気量(㎤)49cc 原付クラス
(※3輪車両ですが、本サービスヘルメット着用必須だそうです。)
■超小型EV車両(TOYOTA C+podもしくはFOMM ONE)
■朗報!『三菱 eKクロス EV』が2023年2月に登場していました!!これは嬉しい!!
TOYOTA C+podやFOMM ONEと比較すると操作は普通の軽自動車ですので、超小型EVに乗り慣れていない人でも安心の操作感です!これが同じ料金で乗れるなんて嬉しい!!(この車種に限っては、助手席足下の特殊鍵をON/OFFする必要もありません。)
今回利用した超小型EV車両 『TOYOTA C+pod』
さいたま市が期間限定で実証実験中との情報あり、今回超小型EV車両を利用してみました。
まずは、事前にアプリを取得します。(App Storeなどで『HELLO SCOOTER』で検索)
会員登録時に、アカウント登録・クレジットカード登録・運転免許証の登録が必要です。登録後、審査があります。(※審査には36時間程度かかると説明書きあり。事前登録をオススメします。)
審査が通れば、いよいよカーシェア予約ができます。予約は60分前から予約可能です。アプリを起動し、車種を選択します(SCOOTERもしくは小型EV)。今回は小型EVのため、SCOOTERはOFFにし、小型EVをONにします。するとマップ上に小型EVのステーションのみが表示されます。
色がついたマークは貸出可能ステーション、色の薄いマークは貸出不可ステーション。また、オレンジ色のギフトマークが付いているステーションは特典が付与されるステーションです。下記の場合は返却特典です。
貸出可能なステーションを選択すると、下記のようにステーションの車両情報が出てきます。『ステーションを見る』を選択すると車両情報が出てきますので、『利用プランを見る』を選択します。
下記のような価格に関するプランの選択肢が表示しますので、予約したいプランを選択します。次に事故の際の保険プラン『安心補償プラン』の有・無を選択し、最後に『予約する』を選択します。
予約の時点では返却ステーションが、借りたステーションに返却する設定になっているため、返却ステーションを変更する場合にはご自身で変更しなければなりません。変更については、予約後~使用中まで変更可能です。予約の際と同様の流れで、マップから返却ステーションを探し、選択します。
予約をすると、60分間のカウントダウンが始まります。60分経過すると自動的に予約がキャンセルされます。そのため、予約後60分以内にステーションへ到着し、指定のナンバープレートの車両を見つけ、レンタル開始操作をしなければなりません。
レンタル開始操作時は、スマートフォンの音量を50%以上に上げ、車両に接近して、ロックの会場操作が必要です。(ロックの解除方法や、社長の操作方法、返却方法については、アプリ内でも動画説明があるため、事前に確認しておくことをおススメします。)
車の操作方法について【TOYOTA C+pod編】
専用アプリで車のロックを開錠した後、車両の前の看板をずらし、充電器が接続されている場合には、接続コードを車両から抜き取り、所定の充電ポートに差し込みます。
※ココで注意!充電ポートが抜けない場合は、車のドアを先に開き、ドアを開けっぱなしの状態にして、充電ポートを抜いてみて下さい。きっと抜けるはずです。
車種『FOMM ONE』については『HELLO MOBILITYでFOMM ONEに乗ってみてわかった気をつけたい点』でご紹介しておりますので、是非、そちらもご参考にして下さい。
助手席側足元に設置された貸出⇔返却の切替装置に車両の鍵が差し込まれているため、貸出側に鍵を回し抜き取ります。そのカギをハンドルの下の車のカギ穴に差し込み、エンジンを始動します。
車両には、サイドブレーキはありますが、バック、ドライブなどのシフトレバーはありません。下記写真のような全てスイッチ操作となります。『R』バック、『N』ニュートラル、『D』ドライブです。
バック駐車などの場合は、『R』ボタンを押し、アクセルを踏みます。ドライブは『D』ボタンを押します。その他は、一般車両と殆ど変わりありませんが、窓を開ける操作は手動操作となります。
※C+podは最高速度60㎞/時なので、高速道路は走行できませんので、注意してくださいね!
FOMM ONEは最高速度80㎞/時なので、高速道路は一応走行可能です。
室内について
乗車シートは『TOYOTA C+pod』は,運転席+助手席の2名用です(※『FOMM ONE』は4人乗り)。
室内空間はそれほど窮屈には感じませんでした。荷室についても、食材や洋服のような買い物であれば、十分なサイズですが、クライミング用クラッシュパッドなどはサイズ的に積めません。積めてサブマット程度です。
注意したい事
前述でも書いておりますが、私が実際に現場で困ってあたふたしたので、繰り返しになりますが、ご説明しますね。
借りた車に乗り込む際に、ボディに充電器が接続されている場合は、接続コードを車両から抜き取り、所定の充電ポートに接続コード差し込む必要がありますが、充電ポートが抜けない場合があります。
充電ポートが抜けない場合は、先に車のドアを開き、ドアを開けっぱなしの状態にして、充電ポートを抜いてみて下さい。きっと抜けるはずです。
借りるステーションによっては、商業施設の駐車場の中にある場合があります。商業施設の駐車場が混雑していると所定の駐車ポートまで5分以上かかる事がありますので、ご注意下さい。乗り出しの際も同様に駐車場から出るのに時間が掛かる事があります。(土日祝のcocoonの駐車場は混んでいる事が多いため乗り出し・返却ともに結構時間が掛かります。バスステーション側のポートの方がスムーズに乗り出し・返却が出来ます。)
商業施設内のポートから出る際は、駐車料金は掛かりませんので、そのまま出庫出来ます。実際私自身「お金かかるのかなぁ、めっちゃ高額だったらどうしよう~」なんて気にしてましたが、普通にゲートが開き、そのまま出庫出来ましたので、ご安心下さい。
C+podは最高速度60㎞/時なので、高速道路は走行できませんので、ご注意してください。
走行について
運転してみた結果、走り出しは遅く感じました。遅いというか重たいという感じです。サイドブレーキを解除し忘れた?と思うくらいに出だしが遅く感じました。勝手な想像ですが、電気自動車というと走り出しが早く、音も静かというイメージを持っていましたが、しっかりアクセルを踏まなければスピードが出ず、アクセルを踏めば踏むほどモーター音でしょうか?車内にスゴク音が入ってきます。ブレーキについては、若干弱く感じました。
今後の展開について(2023年2月末 更新情報)
実証実験中のさいたま市の担当部署へ今後の展開について、電話で問い合わせを行いました!その結果、期待が持てる回答がありましたので、ご報告致します。
さいたま市は次年度の「2023年度」で政令指定都市20周年を迎えます。その記念事業の一つに『スマートシティに向けたモビリティサービスの充実』を計画しており、予算要求を行い、現在議会で審議中との事です。これは朗報です!
予算要求中の内容を調べると、「シェア型マルチモビリティで各区のスポットを巡る10区の魅力向上・地域活性化事業やサブスクリプションサービスの実証を実施します」となっています。無事に予算要求が通過すれば4月以降に晴れて、事業内容がオープンになるのですが、今から楽しみですね!昨年は市民の日に1時間無料体験のクーポンを実施されておりましたが、今回はどんなイベントになるのか今からワクワクしますね。ちなみに、昨年のギフトステーションや市民の日の特別無料クーポンなどは、企業様からのお気持ちによるものだとか。ありがたや~
まとめ
- アプリ取得後の登録申請には、数日かかるため、利用日前の事前登録が必須。
- 使用前には、アプリの説明動画を見るべし。出たとこ勝負では数分無駄にする。
- 別のステーションに乗り捨て可能なため、うまく活用するとめっちゃ安い。
- 現在実証実験中のためステーション数が少ないが、今後増加するとかなり便利になる。
- 走り出しが遅く、モーター音が大きい。
- これから利用を考えている方は、事前に少しだけでも試乗されることをおススメ。
- cocoonのステーションは一方通行が多く、駐車場内がたいへん混みあうため、5分程度費やす。
- 車から充電ポートが抜けない時は、先にドアを開け、ドアを開けっぱなしでポートを抜く!これ鉄則。
以上、最後まで読んでくれてありがとうございます。お得に、便利に、快適に活用してもらえると嬉しいです。HELLO MOBILITYの『FOMM ONE』についての運転の仕方や注意点については『HELLO MOBILITYでFOMM ONEに乗ってみてわかった気をつけたい点』でご紹介しておりますので、是非、そちらもご参考にして下さい。
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