前回の子どもに薦めたいボードゲーム『Quarto』に続き、今回は子どもにオススメしたい世界100万部突破の日本生まれのカードゲーム『argo』をご紹介します。このゲームの触れ込みは、遊べば遊ぶほど『集中力』『記憶力』『分析力』がつき『論理的思考能力が向上する』よって頭がよくなるゲームという触れ込みです。開発に携わったのは算数オリンピック委員会や東京大学算数研究会の学生、第1回数学オリンピック優勝者ピーター・フランク氏らが共同で開発したという、これだけでも手を伸ばしたくなるゲームです。では、ゲーム詳細をご案内していきますので、是非ご参考にしていただき、家族時間にお子さんと一緒に楽しんで下さい。
『アルゴベーシック(algo Basic)』について
アルゴベーシック(algo Basic)基本情報
・ゲーム種類:カード型推理ゲーム(知育玩具)
・プレイ人数:1人~4人
・プレイ時間:約30分
・プレイ年齢:6歳以上(小学1年生以上) 大人も楽しめます
プレイルールについて(2人対戦)
アルゴベーシックは、0~11の数字が書かれた白と黒色のカード全24枚で構成されています。その他、ゲーム性を高めるためのチップ40枚が付属されています。チップを使用しなくても遊べますので、馴れるまでの間はチップを使用せずに遊ぶのが良いかと思います。馴れてきたら、チップを使用してゲーム性を高めるとより楽しく遊べますよ。
では、これからプレイルールをご紹介しますが、ここでは2人対戦のプレイルールをご説明しますね。プレイ人数が増えても基本的には同じルールですので、ご参考にして下さいね。
はじめに、白と黒の「0~11」のカードをシャッフルし、各プレイヤーは山札からカードを1枚引きます。数字が小さい方が親となり、各プレイヤーにカードを配ります。
相手に見えないように伏せた状態で4枚配ります。配られたカードを確認し、下記↓のように向かって左から右へ数字の小さい順に一列に並べます。
色違いで同じ数字がある場合は、黒色カードの方が小さいと考えます。ゲーム中に山札から引いたカードを自分のカード列に加える場合も同様のルールに則ります。
親からプレイをスタートします。山札から1枚のカードを引き、引いた数字と自分の手札の数字を基に相手の数字を当てます。相手の4枚のカードの内1枚を選び、そのカードの前に引いたカードを伏せた状態で出し、「アタック!○○(数字)」を言います。(例:「アタック!5」)
アタックの数字が正解だった場合には「イエス!」と答え、間違いだった場合は「ノー!」と答える。
アタックが正解だった場合には、続けて別のカードにアタックする事ができる。また、アタックせずにカードを伏せた状態で自分のカードに加え、相手と交代することも可能。
アタックで当てられた側は、カードをオープンにし数字が見えるように置く。
アタックがハズレた場合には、引いたカードをオープンにし自分の手札の中に加え、相手と交代になる。この場合の配列はルールに則り配置する。
このようにアタックを繰り返し、先に相手のカードを全てオープンにした方が勝ちとなる。
ゲームのポイント!
ゲームのポイントは、推理です。
推理のヒントは「自分の手札」と「オープンになっている相手の手札」、そして重要なのが「相手がアタックしてきた数字」です。
「相手がアタックした数字 = 相手が持っていない数字」という事になるためです。
ゲームに集中し、相手の手札、相手の発言を記憶し、論理的考えて次のアタックに備えれば、優位にゲームを進める事が出来ます。
反則行為(ペナルティ)について
アルゴはゲームの性格上、カードの配列ルールやアタック時の「イエス・ノー」の真偽に依存します。そのため、下記のルール違反の場合には失格となり、その場でカードを全てオープンにします。
・カードの並べ方がルール則っていない場合。
・アタック時にウソの答えをした場合。
・山札から2枚以上のカードを引いた場合。
(チップを利用したゲームの場合には、チップ50点を出し、ゲームの勝者が獲得します。ラウンド終了後に失格行為が分かった場合には、プレイヤー全員にチップ50点を渡します。)
その他の遊び方
・一人で遊ぶ詰め将棋ならぬ『詰めアルゴ』
ルールブックに問題集があり、その問題集を解いていく『詰めアルゴ』。一人で遊べます。
・アルゴ一人プレイ
ランダムに8枚のカードを表向きに縦に並べ、残りのカードを配列の基本ルールに則り、並べていく遊び方。
参考ホームページ:アルゴ公式ホームページ
https://www.sansu-olympic.gr.jp/algo/
おわりに
今や大人も子どもも空き時間の使い方は、携帯ゲームやYoutube、テレビゲームなどが日常的ですよね。勿論、移動中や渋滞時などの娯楽にはデジタル機器は重宝しますが、家族旅行の時くらいは仕舞っておいてほしいのが本音じゃありませんか?
そんな時に大人も子どもも案外楽しめるのがボードゲームやカードゲームです。ボードゲームの『Quarto』 同様にalgo(アルゴ)も小ぶりで持ち運びがしやすいため、旅行のお共にオススメです。↓は実際に旅行に持って行き、旅館で夕食までの小一時間の間に甥っ子とプレイした光景です。『Quarto』よりかは難しいようでしたが、親がつき添いながらプレイしていくうちにどんどん理解し楽しんでくれました。日中は自然にふれあい、川でエビや魚を取って体を使って遊び、日が暮れると旅館でボードゲーム。大人はお酒を嗜みながらほろ酔いプレイすれば頭が回らなくなってくるため、なお一層楽しめます(笑。
子どもにとってどんな思い出になっているかわかりませんが、旅館でカードゲームやったなぁくらいの思い出にでもなってくれると嬉しいですね。
是非、皆さまも試してみて下さい。では、また次回のご紹介をお楽しみに。
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