こんにちはKAITAです。今回は関東の外岩情報として、御岳ボルダーをご紹介します。
ボルダリングを始める方の多くが、ボルダリングジムに通う事から始めると思いますが、通い始める内に、外岩(アウトドアクライミング)の話題を耳にすることと思います。「外岩に行ってきた」とか「皆で外岩に行くけど行きませんか?」などなど。
そこで関東圏では必ずと言っていいほど候補地に上がるのが『御岳ボルダー』ではないでしょうか?外岩3大クラシック課題と言われる長野県小川山の『エイハブ船長』、東京都御岳の『忍者返し』、『デッドエンド』の内2つが『御岳ボルダー』にはあります。これら3つの課題が1級課題として古くから認知されており、外岩(アウトドアクライミング)の目標にされることが多いのではないでしょうか?
そんな御岳ボルダーについて、本記事では、簡単に歴史の解説から、御岳ボルダーへのアクセス、そしてクラシック課題の1つでちょっと場所が分かりづらい『デッドエンド岩』までの行き方、そしてオマケに近隣のオススメレストラン、寄りたいお店をご紹介します。
御岳ボルダーの歴史
『御岳ボルダー』は1982年に池田功氏を中心に開拓され始め、『忍者返し』に始まり、『デッドエンド/1992~93年』、草野俊達氏によって『蟹/1994年』、『マルガリ/1995年』、『私の家/1996年』、『虫/1996年』、室井登喜男氏により『蛙/1998年』、小山田大氏により『蟹虫』が初登されたと記録されています。昭和に開拓された課題を令和の今も、老若男女問わずボルダラーが同じ課題と向き合って、完登しようと励んでいる。そして、この先の世代も同じようにその岩と、課題と向き合えるように自然を大切にしている文化は本当に素晴らしいですね。
御岳ボルダーへのアクセス
電車の場合
『御岳ボルダー』は交通アクセスがむちゃくちゃ良いのも特徴の一つです。関西の京都笠置も交通アクセスが良く、町を上げてボルダーエリアを盛り上げていますが、御岳も負けず劣らず交通アクセスが抜群です。また、岩場へのアプローチも良いです。クライマーだけでなく、カヌーなどの水遊びやピクニック、春はお花見、秋には紅葉狩りに来る人なども多くいます。それくらい気軽に行けて自然と触れ合える場所になっています。
また、御岳ボルダーのオススメスポットとして、最寄駅の「御嶽駅」から歩いて2~3分のところにMAUNGA(マウンガ)というアウトドア用品店があります。こちらでなんとクライミングマットやブラシがレンタル出来るんです!旅行で来た人も、自前のマットが無い人でも、ジムに行く装備があればこちらで事前にマットを予約してクライミングを楽しめます。レンタル料もかなり安価ですので、下記にURLを貼っておきますのでご参考にして下さい。
東京駅発(約1時間50分) 東京駅(JR中央・青梅線 青梅特快・青梅行)→青梅(JR青梅線・奥多摩行)→御嶽
新宿発;約1時間40分 新宿駅(JR中央線 中央特快・高尾行)→立川(JR青梅線・青梅行)→青梅(JR青梅線・奥多摩行)→御嶽
大宮駅;約2時間10分 大宮駅(JR湘南新宿ライン快速・逗子行)→新宿(JR中央・青梅線青梅特快・青梅行)→ 青梅(JR青梅線・奥多摩行)→御嶽
車の場合
マットを積んで車で行くって人にも優しいのが、御岳の良いところ。岩場の近隣には駐車場が多くあります。民間経営のところや市営など多くあるため、選ばなければ駐車場に困ることはないと思います。私がいつも使う駐車場は、御嶽駅前の青梅市御岳交流センター(1日500円)、あるいは御岳苑地駐車場(1日最大800円)です。どちらもキレイなトイレが助かります。
東京駅;約1時間30分 首都高速都心環状線「神田橋IC」→左側車線を走行し『中央自動車道方面』へ→右車線を走行し『三宅坂JCT』中央道方面へ(首都高速4号新宿線方面)→左側車線を走行し『八王子JCT』青梅/関越自動車道方面へ→左側車線を走行し圏央道・関越自動車道方面へ→日の出IC出口→都道184号線を右折。国道411号を左折し、都道45号線に入る→軍畑駅入口交差点を左折して青梅街道(国道411号)を直進。
新宿駅;約1時間30分 『甲州街道(国道20号)』を中央自動車道方面へ走行→右側車線を走行し『首都高速4号ランプ』から永福高井戸中央自動車道方面へ進む→『首都高速4号新宿線』に入る→『八王子JCT』青梅/関越自動車道方面へ→左側車線を走行し圏央道・関越自動車道方面へ→日の出IC出口→都道184号線を右折。国道411号を左折し、都道45号線に入る→軍畑駅入口交差点を左折して青梅街道(国道411号)を直進。
大宮駅;約1時間30分 大宮駅西口→『首都高速埼玉新都心線 新都心IC入口』→左側車線を走行し『美女木JCT』で右折し『外環 大泉方面へ』→『大泉JCT』で『関越道・新潟方面』へ→左側車線から『鶴ヶ島JCT』で『関越自動車道八王子方面』へ→『青梅IC出口』で出て交差点を直進し都道44号を進む。青梅消防署前交差点を右折し都道5号に合流。東青梅3丁目交差点を斜め左方向へ曲がり、そのまま都道5号を進む。青梅市民会館南交差点を右折して国道411号に入る。そのまま奥多摩・御岳方面標識に従い進む。
御岳ボルダーマップ
一部ですが、私がこれまでにトライしたボルダーを記したマップを掲載します。有名どころばかりですが、ご参考にして下さい。
『デッドエンド岩』までのアプローチ
初めて『デッドエンド岩』へ行かれる方は、入口に困惑されると思いますので、参考にアプローチを方法をご紹介します。
最寄り駐車場;『御岳苑地駐車場』から徒歩5分程度。
駐車料金は最大1日800円(※有料期間;3/1~11/30、それ以外の期間は無料。クライマーとっては嬉しい!)
駐車場を出ると右手側(写真の矢印側)へ進みます。
発電所を横目に進むと森の入口があります。
この入口から森の中に入っていきます。小道になっていますので、運動靴なら問題ありませんが、サンダルは危険です。
小道を歩き進むと2~3分で右手下方向にデッドエンド岩が見えてきますので、右手側へ下ります。こちらも足元は悪いですが、踏み固められた道が出来ているため、注意を払いながら下れます。
こちらがデッドエンド岩
ラインは、デッドエンド(1級)、デッドエンド左(初段)、デッドエンド右(1級)、デッドエンド横断(初段)、ミタケジャンプ(2段)、勅使河原美加の半生(初段)、イギリス人のトラバース(2級)等々
最寄りのお店について
近隣には、飲食店は複数ありますが、コンビニなどはありません。過去には駅前にセブンイレブンがありましたが、今はレストランになっています。
・『cafe monaca』
シフォンケーキが売りのお店。テイクアウトで手作りおにぎりが売っていますので、河川敷でピクニック気分で食べるのも醍醐味の一つですね。
・『手打ち蕎麦 玉川屋』
趣のある日本家屋のおそば屋さん。美味しいだけあって、すごく並んでいます。時間に余裕のある方は是非。
・『手打ち蕎麦ごろう』
店内から眼下の川を望める上品なお蕎麦屋さん。それなりの価格帯。
・『Cafe 茶楽』
ペット連れにはありがたいぺットOKの洋食屋さん。テラス席ではペット同伴可能。
・『東峯園』
町の中華料理屋さん。素朴な味付けで美味しい。価格帯も近隣店の中では抜群に良いと思います。
道中寄りたいお店
・『へそまんじゅう総本舗』
蒸かしたお饅頭を1個から購入出来ます。いつも帰りに寄るのですが、ホカホカのお饅頭が疲れた体に染みわたります。色々なテレビ番組でも紹介されているようです。
・『konohapan』(※2023年3月8日時点 臨時休業中)
オーストリアの職人を呼んで作ったグレコローマン洋式の薪窯で焼くパンは絶品。1度食べて惚れました。ただ、現在は休業中。悲しい。営業の再開を期待しています。
※最近流行りの甘くてフワフワの食パンを求める人にはお勧めしません。
おわりに
『御岳ボルダー』の魅力を少しでも発信出来たでしょうか?今回ご紹介したのは『御岳ボルダー』の魅力のほんの僅かです。皆さまも実際足を運ばれて、御岳渓谷の自然と地元の食に触れてみて下さい。
外岩に初めて行くんですって方は、こちらの記事『外岩デビュー前に揃えたいアイテム』も参考にして下さい。そして、マットの収納に困った際はこちらの記事『クライミングマットシーズンオフはどうする?』がオススメです。
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