こんにちは、こんばんは、皆さんはボドゲーいわゆるボードゲームってしたことありますか?ボードゲームと言えば、人生ゲームやドンジャラを想像するのですが、今やボードゲームのジャンルは多岐にわたり、すごろくゲーム、パズルゲーム、ブラフゲーム、陣取りゲーム、アクションゲーム、TRPG等々あるそうです。そんな中、過去に記事にしましたクエスチョン北与野店さんへ行き「大人も子供も楽しめて、キャンプや旅先へも持っていけるオススメゲームありませんかね?」ってざっくりとした質問を店員さんに投げかけてみたところ、オススメ頂いたのが今回ご紹介するゲーム『バトルライン』です。店員さんのふれこみはルールが簡単、適度に頭を使う、運要素もあるから初心者にもオススメでした。そんなふれこみの『バトルライン』を購入して、ホクホクしながら足早に帰って、さっそくやってみました。
『バトルライン』の概要
古代の戦争をモチーフにしたカードゲームで、古代の戦争というのは、隊列を組んだ軍同士の間で戦われ、各陣営の指揮官は自軍の隊列を敵より優位に動かし、敵の隊列の分断や包囲により戦争に勝っていたようです。イラストや登場人物から推測するに、古代マケドニアの王「アレキサンダー王」の東方遠征やアケメネス朝時代を舞台にしているようです。
説明書きには、このゲームは作者のライナー・クニツィアが自身の名作ゲーム『Schotten-Totten』をより幅広い戦略性とプレイの楽しさを盛り込んで作られた2人用のゲームだそうです。楽しみです!
メーカー:GMTゲームス
国内版発売元:クロノノーツ
作者:ライナー・クニツィア
プレイ人数:2人
プレイ時間:約30分~
プレイ内容:配られたカードを基に、相手より強いフォーメーションを作り、先に連続する並んだ3つのフラッグ、もしくは合計5つのフラッグを確保した方が勝ちとなる。
今回ご紹介するカードゲーム『バトルライン』はコチラ↓から購入出来ますので、リンク張っておきます。
ルール解説
内容物
■説明書:1枚
■部隊カード60枚(赤・青・黄・橙・緑・紫、各色に1~10の数字が書かれたカード)
■戦術カード10枚
■木製赤色フラッグ9個
遊び方♪
①まず、赤色フラッグをプレイヤーの間に横並びに一列に配置します。このフラッグの列をバトルラインと呼びます。どちらか一方のプレイヤーが部隊カードをシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつ配ります。残った部隊カードはバトルラインの端に山札として置いておきます。次に戦術カードもシャッフルし、部隊カード同様に山札として置きますが、部隊カードの反対側の端に置いておきます。
②カードを配られた側からプレイが始まります。まずは好きなフラッグの前に自分の手札のカードを、双方から分かる様に表にして1枚出し、部隊カードの山札、もしくは戦術カードの山札から1枚引き、自分の手札を補充します。次に、相手側も同様に、自分の手札から1枚任意のフラッグ前に出し、山札から1枚補充します。※基本的にカードを配置する際はフラッグの手前(自分側)に配置します。
各プレイヤーは1個のフラッグに対して最大3枚の舞台カードを配置し、フォーメーションを作ります。(※戦術カードにより、例外あり)
フォーメーションの強さによって、フラッグを獲得出来ます。先述したように、フラッグは連続した並びで3つを獲得するか、合計5つのフラッグを先に獲得した方が勝利となります。
フォーメーションの強さ
部隊カードの組み合わせ(フォーメーション)で強さが異なります。トランプのポーカーをご存知の方ならポーカーをイメージすると分かりやすいです。
各フォーメーションの種類(※カードを出す順番はフォーメーションに影響しません)
◇ウェッジ(ストレートフラッシュ)…全て同じ色で数字が連番
◇ファランクス(スリーカード)…全て同じ数字、色はバラバラで良い
◇バタリオン(フラッシュ)…全て同じ色
◇スカーミッシャー(ストレート)…全ての数字が連番 ※ウェッジを除く
◇ホスト(役なし)…上記以外の組み合わせ
こんな場合の勝敗は?
・相手と同じフォーメーション同士だった場合?
同じフォーメーション同士だった場合には、カード3枚の数字を足した合計数が大きい側が勝ちとなる。
下の場合は、「紫:19 < 緑:20」で右側の緑色のカードの組み合わせが勝ちとなります。
・相手と同じフォーメーション同士で足した数字も同じだった場合?
同じフォーメーション同士で、カード3枚の数字を足した合計数も同じだった場合は引き分けとなりますが、最後にカードを配置したもしくは、配置しなければならないプレイヤーはフラッグの所有権を失い、次の相手側の番でフラッグを確保されます。
フラッグの取り方
上記で説明した通り、カードのフォーメーションで強い方がフラッグを確保出来ますが、相手側のフォーメーションが完成していなくても、自分側のフォーメーションが完成しており、且つ、既に他の場所で相手側のカードが使用されている事で、自分のフォーメーションが相手側に負けないことを証明できれば、その箇所のフラッグを確保する事が出来ます。※ただし、自分の手札にあるカードやまだ配置されていない戦術カードをこの証明に使う事は出来ません。
戦術カードの種類
◇戦術カードは、士気高揚カード、気象カード、謀略カードの3種類があります。
戦術カードは、最初の1枚目は自由に使用出来ますが、2枚目からは相手が使用しない限り使えません。(例:自分が1枚目を使用、相手が1枚目を未使用の場合、相手が1枚目を使用するまで自分は2枚目を使用する事は出来ません。)
■士気高揚カード:いわゆるワイルドカードです。バトルラインでは、戦術カードのアレキサンダーとダリウスです。効力は、都合の良い色と数字として使用出来ます。例えば、ウェッジ狙いで青の8・9と揃えている際に青の10待ちの場合、士気高揚カードで青の10としてとして使用出来ます。
※この士気高揚カード(ワイルドカード)は、各プレイヤー1度のみしか使用出来ませんので、2枚目を引いてしまうと最後まで使用不可能カードとして手札に残ります。(2枚目は完全にありがた迷惑なカードに早変わりです)
■気象カードは、霧カード、泥濘カードの2種類です。
・霧カード:配置されたフラッグエリアの双方のカードのフォーメーションを無効にします。そのため、フォーメーションが出来ていた場合でも、フラッグの証明がなされていなければ3枚のカードの合計数によってフラッグの確保となります。
・泥濘カード:配置されたフラッグエリアのカードを双方4枚指定にします。4枚にする事により、双方ともにフォーメーションを揃える事が難しくなります。
■謀略カードは、偵察カード、配置転換カード、脱走カード、裏切りカードの4種類あります。
・偵察カード:部隊・戦術カードの各山札の上から3枚手札に加え、自分の手札から任意の2枚を選択し、山札の一番上に戻す事出来るカードです。(例:部隊カードから2枚、戦術カードから1枚引き、手札から、青8、泥濘カード1枚をそれぞれの山札に戻す、等)
・配置転換カード:まだ確保されていないフラッグエリア且つ自分のエリアを対象として、任意の部隊カードもしくは士気高揚カードを1枚選択し、任意のエリアに配置転換、もしくはプレイエリアから除外することが出来る。除外した場合は、山札の近くに表向きにして置いておく。
・脱走カード:まだ確保されていないフラッグエリア且つ相手のエリアを対象として、任意の部隊カードもしくは士気高揚カードを1枚選択して、プレイエリアから除外することが出来る。除外した場合は、山札の近くに表向きにして置いておく。
・裏切りカード:まだ確保されていないフラッグエリア且つ相手のエリアを対象として、任意の部隊カードを1枚選択して、自分のエリアの任意の場所に配置する事が出来る。(コレ、とんでもない奴です)
ポイント制でプレイする場合
ポイント制でプレイする場合には、勝者は5ポイント、敗者は終了時点の確保したフラッグ数がポイントになります。次のプレイは勝者から始めます。
ゲームに慣れてきたら
上級ルールってなのもあります。
どのようなルールかというと、フラッグの確保を各プレイヤーの手番の最初に行うというルール。フラッグの確保を1ターン遅らせる事で、相手側が戦術カード等によって、フラッグ確保を難しくする事が出来るというものです。
(例:ウェッジ(ストレートフラッシュ)が揃っても、相手側ターンで霧カードや泥濘カードを出されると、フォーメーションが無効化され、フラッグが取れなくなる。)
いざ、実践!
このゲーム2人用なのですが、ルールを理解するため、一人二役で自分A vs 自分Bでやってみました!はたから見たらかなりアホっぽいですが、手札カードが7枚と多いので、覚えきれないため案外一人二役でも成り立ちました。そして、ルールを把握した時点で、相方にルール説明し、相手になってもらいました。結果、2試合目までは圧勝だったのですが、3試合目からコツをつかまれ、2勝3敗で敗北。(なんでじゃー!)
週末勤務時に会社へ持参し、ランチ休憩中に後輩と1戦。敗北。(なんでじゃー!)
その後、電車の移動中に、入浴中に、Youtubeでバトルラインプレイ動画で予習。そして、週末に友人と2戦。1戦目は勝利、2戦目で敗北。(なんでじゃー!なんで勝たれへんねーん!)
という事で、買った本人は弱弱ですが、プレイ自体はすごく楽しめます。
おわりに
店員さんに薦めてもらった『バトルライン』ですが、これは当たりだと思いました。戦略だけでなくカードの引きの運も重要なため、対戦者との力量差が大きくならないため、老若男女出来るゲームだと思います。今年の冬休みは『バトルライン』でお家でゆっくり過ごすのはいかがですか?
こちらのゲームをオススメしてくれたさいたま市のボードゲーム屋『クエスチョン』さんをご紹介している記事はコチラです。
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