クライミングシューズによる足の痛み、ストレスについて

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ボルダリングの部屋

ボルダリングをしていると一度はこんな悩みをもったことがあるという人も多いんではないでしょうか?

・ストレスを感じないクライミングシューズないかなぁ?
・長い時間クライミングシューズを履いていて皆、足痛くないのかなぁ?
・足の親指の爪が靴の中で押されて、すごく痛いんだけどサイズや形が合っていないのかなぁ?
・靴がスゴク臭くなるんだよなぁ

私も今履いているシューズに出会うまで同じように感じていました。これまでにコレはイイ!って思ったシューズもあり、リピート買いもありましたが履いていると親指が痛い、小指が痛い、脚の甲が等々、どこかに不満がありました。
私の足の形はいわゆる典型的な下駄足です。こまかく説明すると、足の甲が高く、横幅が広い。また、親指や親指の爪は反りかえっており、かかとが大きいといった形です。いわゆるザ・日本人らしい足の形です。なので、自分の足に合うクライミングシューズに出会うまで本当に時間がかかりました。今は晴れて、これまでのようなストレスに悩まされる事がずいぶんと少なくなり、余計なストレスを感じずにクライミングが出来ています。本記事にたどり着いた方は、きっとギリシャ型とかエジプト型とか、スクエア型とかっていう足形を頼りにこれまで買ってきたけど、どうも合わないなぁって方だと思いますので、足形については本記事では言及しておりません。しかしながら、本記事がそんなこれまでの私と同じ悩みを持つ方の靴選びの参考なれば嬉しいです。

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私のクライミングシューズ遍歴

毎年購入しているわけではありませんが、改めて調べてみますと1年半くらいで買い替えてます。結構贅沢してますね。

1~2年目:LA SPORTIVA タランチュラ(ジム頻度;週5くらい)
3年目:OCUN オゾン(ジム頻度;週5くらい)
5年目:SCARPA ブースターS(ジム頻度;週4くらい)
6年目:OCUN オゾンプラス、(ジム頻度;週3くらい)
7年目:浅草クライミング TSURUGI(ジム頻度;週1行くかどうか)
8年目:SCARPA インスティンクトVSウィメンズ(ジム頻度;週1~2くらい)

クライミングシューズの悩み・ストレス

私のクライミンシューズに対する悩み・ストレスは2足目からジワジワ感じ始めました。毎日のように通っていたボルダリングジムへも疎遠になり、週1回行けば多いほうになるほど。ひどいと数か月行かないなんて時期もありました。悩みは以下のようなものです。

1、足の土踏まずの上あたりが痛くなってくる。


2、足の親指の爪が靴の中で干渉して、痛む。スメアで壁をつま先で蹴ってしまった時は悶絶。


3、靴がスゴク臭い。

先に結論

足の痛み1、2はマイシューズを『SCARPA インスティンクトVSウィメンズ』に変え、こまめに足の爪を魔法の爪けずりでケアして解決。
靴の臭いについては、着用後は檜の抽出スプレーで消臭し、シューズケースから出して乾燥させるようにすると解決しました。ただ、解決までの道のりが長かったぁ。。。

結論を知るとなんじゃそら!って思いますよね。では、以下で解説します。

各シューズを使ってみて…

LA SPORTIVA 『タランチュラ』

初めてのマイシューズという事で、購入時に気をつけた事は、攻めすぎない事です。攻めるというのは自分の足のサイズよりもかなり小さいサイズを選ぶ事です。初めてのマイシューズという事で、選ぶポイントは以下のように気をつけました。

1、履くのが嫌にならないように自分の足サイズと同じくらいのサイズ感。
2、靴底はダウントゥではなくフラットなもの。
3、脱ぎ履ぎしやすいベルクロタイプ。
4、気分が上がるカッコイイデザイン

で、購入したのがスポルティバ『タランチュラ』でした。私の周りでは入門シューズとしてFIVE TEN(現アディダス)の『モカシム』か、スポルティバの『タランチュラ』を選ぶ方が多かった印象です。ちなみにモカシムユーザーは登った後、皮の色が足につき足が赤くなっていました。
マイシューズとしての『タランチュラ』の印象は、レンタルシューズからマイシューズに変更するとこんなにも足の間隔が変わるのか!てな印象です。恐らく、ソールが新しいのでフリクションが良く効いてホールドに立ち込みやすかったのだと思います。
こちらのシューズは穴があかず、ベルトも切れない丈夫な良いシューズでした。1年経過すると周りが新しいシューズに買い替え始めるため、自分も欲しくなるんですよね。でも、自分のシューズは全然まだまだ履ける感じだし買えない。結局、先端部分が少し割れて少しベロッとなったところで、買い替えの口実に次のシューズに変更しました。このシューズはサイズを大きめを選んだ事もあり、ストレスなく履ける良いシューズでした。

OCUN 『オゾン』

Ocun
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2足目のOCUN『オゾン』を購入する時は、ボルダリングにも慣れてきた頃で、強傾斜壁もどんどん登りたい盛りでした。なので、シューズはダウントゥにしたいと思い、初めて目白のカラファテへ行き様々なシューズを試着させてもらい、スポルティバのパイソンやMiura、OCUNオゾンなど試着し、最終的に一番足が楽だったオゾンにしました。

初めて履いた感想は、「何?このフワフワ感。めっちゃフワッフワッ」です。

他のシューズも同じサイズで試し履きをさせてもらったのですが、履いた感じが全然違うんです。他のシューズは新品の硬い皮に足を押し込む感じだったのですが、オゾンはメッシュ地のスニーカーに近いような快適感です。靴底の形状はストレートのダウントゥですが、かなり緩いダウントゥなので、足への負担もそれほどありません。

使ってみた感想は、XS GRIP Vibramソールがめっちゃ効きます。粘着性が強くフリクションが効くため離れたホールドに足を乗せる場合も「ピタッ!」と止まるイメージです。そして、ヒールフックがめっちゃ掛かります。周りがヒールフックに苦戦している中で、「え?普通にめっちゃ掛かるけどなぁ?」ってな事が多々ありました。

欠点を上げると、このシューズの特徴の3フォースシステムが私にとって欠点になりました。というのも、この3フォースシステムは足先をしっかりホールドしてくれるので、立ちこむ時にも足先の形状が崩れないようにホールドしてくれるというもの。

ですが、長時間履いているとこのラバーによる横方向からの締め付けがジワリジワリと効いてくるんです。ちなみに、上記の悩み1がこちらが原因でした。なので、この3フォースシステムが採用されていないシューズを選んだところ、悩みが解消されました。

また、これは私の足の使い方の問題だと思いますが、使っていると下側のベルト通し穴の受け側ベルト切れます。4足目で購入したオゾンプラスも同様に同じ箇所のベルトが切れました。OMG!

ただ、前述したようにこのシューズ、ソール・ヒールが物凄く良かったので私にとってかなりのお気に入りで、3足目を挟んで、4足目にまたオーツンオゾンプラスを購入しました。

3フォースシステムの横方向のストレスを軽減したいと思い、4足目のオゾン購入の際は、幅広に作られた『オーツンオゾンプラス』にしたのですが、同じサイズなのに親指側に余裕が出来、親指の爪が靴中の上部に当たっている感があり、普通のオゾンの方が私の足には合っていました。しかし、モッタイナイのでベルトが切れるまで我慢しながら履きました。

SCARPA 『ブースターS』

3足目はSCARPA ブースターSです。OCUNオゾンのベルトが切れた事と3フォースシステムの横締め付けが気になり、シューズメーカーを変えようと思い、カラファテさんへ。そして決めたのが『SCARPA ブースターS』です。
形状はダウントゥ+ターンイン(内側へ捻じれた形状)です。なので、前傾壁や足の掻き込みにかなり有効な作りです。しかし、足入れのストレスはハンパなかったです。何度となくソール裏の縦のオレンジのラバーをカットしようと思ったことか。ただ、履いている内というか、足汗をかくと不思議と馴染んできて、足入れ時のようなストレスは無くなってくるんですよね。

そして、このシューズで初めてクラシック課題である『忍者返し』を登る事が出来ました。

足入れ時のストレスはありましたが、掻き込みのしやすさや足裏感覚はやはり良かったのだと思います。足入れ時のストレスがハンパなかったのでリピートはしませんでしたが、今思うと良いシューズだったと思います。

浅草クライミング TSURUGI

5足目は『浅草クライミング TSURUGI』です。4足目のオゾンプラスからクライミングシューズを履くとシューズの内側に親指の爪先が干渉して、足指に痛みを覚え、ジムが疎遠になりました。登りに行く回数も週に1度行けば多いくらいの頻度になってました。そこで自分を奮い立たせる気持ちで、日本人の足型に合わせた作りというふれこみの『浅草クライミングのTSURUGI』を購入するも、残念ながらオゾンプラスよりも自分の足に合わず。チーン。。。サイズが大きかったのか?オゾンプラスよりも足の親指の爪が内部で干渉して痛みに襲われる始末。ソックスを履いてみても、解決せず。

同じジムに通う激強さん曰く、足型が合う人にはお手頃価格で良いシューズだそうです。足形は某メーカーの某シューズの足形にクリソツとかないとか。

SCARPA インスティンクトVSウィメンズ

そして現在、6足目となるシューズが『SCARPA インスティンクトVSウィメンズ』。過去のシューズ歴とストレスに感じる痛みの箇所(我慢出来ない痛み)を考えた結果、過去に履いていた『SCARPAのブースターS』を思い出し、『SCARPA』でターンインしてなければイケるんじゃない?と思い、試し履きさせてもらいにカラファテさんへ。『SCARPA インスティンクト』と流行っていた『5.10のハイアングル』を試着。

結果、まさかの『SCARPA インスティンクトVSウィメンズ』になりました。元々は『VSウィメンズ』は発想にもなかったのですが、店員さんの勧めで履いてみると、足幅のフィット感が良く、爪先も当たる感じが無い。迷いなく『コレにします!』となりました。そしてジムで履いてみても、やはり心配していた爪の干渉や痛みが出ないため、今はストレスなく『SCARPA インスティンクトVSウィメンズ』でボルダリングを楽しんでいます。今のところ、次回もリピート確定です。

結論

前述していますが、私のクライミングシューズの悩みについては、6足目にようやく自分の足に合ったシューズ『SCARPA インスティンクトVSウィメンズ』に出会った事、手軽に出来る爪のケア用品『魔法のつめけずり』でマメに爪を手入れする事、たまたま立ち寄った道の駅で見つけた檜の蒸煮蒸留水スプレーが効いた事で解決しました。

『魔法のつめけずり』はこんなものです。私はベビー用品の西松屋の爪切りコーナーで見つけたのですが、ベビー向けに安心安全な切らない爪けずりです。足の爪って切りにくくないですか?特にクライミングをしていると爪も硬くなって伐るにも一苦労。そこで、切らずに削るという方法です。

削ると言っても、爪切りの裏についている爪ヤスリみたいなそんなやわな物ではありません。めちゃ削れます。そして、無茶苦茶な使い方をしない限り、肉は削れません。

使い方はこういう風に使います(イラストはAmazon商品ホームページより引用)
https://matsumoto-kanagata.net/item/products/kiranaitsumekiri.html

同じようなクライミングシューズにお悩みの方は、一度お試し下さい。

魔法のつめけずり
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